くらた皮ふ科クリニック
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分類：一般に「ほくろ」と呼ばれているものの大部分は、医学的には1．2．のいずれかです。

1. 母斑細胞母斑(ほくろの細胞が増えているもの)
2. 単純性黒子(メラニン色素を作る色素細胞の働きが活発なもの)

しかし、まれに、脂漏性角化症(老人性のいぼ)、皮膚がん、日光黒子(しみ)、雀卵斑(そばかす)、発疹後の色素沈着等、上記の疾患以外の事もあります。

1. アレキサンドライトレーザーによる治療
   ほくろの細胞の中にあるメラニン色素(褐色)にだけ吸収されるレーザー光を照射して、ほくろの細胞を焼却します。なお、このレーザーは、「しみ」の治療や脱毛にも使用します。
2. 炭酸ガスレーザーによる治療
   メスの代わりにレーザー光で、ほくろだけ(ほくろの周囲と底)を焼いてほくろをくりぬきます。
3. 手術療法
   メスでほくろを切除(紡錘形に切除するため周囲の正常皮膚も含む)して、その後、糸で切除部位を縫い合わせます。

	アレキサンドライトレーザー	炭酸ガスレーザー	手術療法
適応	隆起(皮膚からの盛り上がり)がないか少ない。	隆起している 顔では8mm、その他では5mm以下	切除後皮膚が縫える部位のもの
利点	1回の治療時間は1秒以下 麻酔は不要 きず痕が残らない	1回の治療で完全に取れる 手術より治療時間が短い 出血しない 術後の通院は通常1回でよい 病理組織学的検査ができる	1回の治療で完全に取れる 病理組織学的検査ができる
欠点	数回の治療が必要 色は薄くなるが、完全に取れないことがある	取った跡が少し残る(円形で、ほくろより少し大きい) まれに跡にあかみやしみが残ることもある	糸で縫った跡が残る(線状でほくろの2・3倍の長さ)
健康保険	きかない 1個5000円	きく 約1万円前後	きく 約1万円前後